教員紹介
高橋 芳弘教授
専門分野:機械力学・制御
- 主な担当科目
- 基礎機械力学、機械力学、工業数学、数値解析、機械工学実験1・2
研究業績など:千葉工業大学 研究者情報
- 研究室概要
- 鉄道分野では,走行中の車輪とレールの摩耗進展をモデル実験とシミュレーションから検討している.環境発電分野では、身近で利用されていない振動エネルギーを利用する振動発電装置の開発や水温の温度差を利用した低温度差発電装置に取り組んでいる.福祉工学分野では,新しいコンセプトのリハビリ機器開発や施設支援向けの機器開発を行っている.また,免震装置開発や多粒子の衝突を利用したダンパーによる振動低減,Mg合金等の振動減衰性などについて研究している。
- 研究キーワード
- 車輪-レール・振動発電・低温度差発電・福祉機器・リハビリ機器・粒子ダンパー
1.環境発電に関する研究
近年、地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊、砂漠化等といった様々な環境問題が深刻化している。そこで、身近な環境で利用されていないエネルギーを利用して発電することを考えている。たとえば、自動車等の振動や歩行時の身体の振動を利用した振動発電、生活環境で使用している水温を利用した低温度差発電。発電は圧電式、電磁誘導式で、エネルギー変換装置を製作し、実験とシミュレーションを行っている。
振動発電
スターリングエンジン
2.機器の振動低減に関する研究
車輪やレール間で発生する摩耗は、乗り心地や車体の挙動などにも影響を及ぼす。車輪とレールの波状摩耗等の摩擦現象を解明すれば車体の振動低減につながると考えられる。そこで、縮小モデルを用いた実験を行っている。
直線軌道実験装置
3.福祉機器に関する研究
近年の高齢化に伴い、高齢者がいかに長期的に自立した生活を過ごせるかが重要視されている。また、介護予防・自立支援を目的としたリハビリ機器の開発、施設支援につながる機器開発を目指している。
足漕ぎ車いす
ライントレース車いす