千葉工業大学 工学部 機械工学科

教員紹介

植草 昌彦助教

専門分野:機械力学、福祉工学

主な担当科目
ものづくり基礎演習、ものづくり演習、機構学、機械製図、振動工学、機械工学実験1・2

研究業績など:千葉工業大学 研究者情報

研究室概要
 機械の動的挙動に関する分野(機械力学)と福祉機器に関わる分野(福祉工学)について主に研究をおこなっている。機械力学分野では、基礎研究である梁の固有振動や摩擦杭の地盤震動応答等について、福祉工学分野では、車椅子の蛇行動及び段差乗り越えについて研究をおこなっている。
研究キーワード
車椅子・蛇行動・段差乗り越え・摩擦杭・地盤震動応答・梁・固有振動

1. 車椅子に関する研究

蛇行動

 車椅子は坂道等を下る際、蛇行動を起こす場合があり、この状況は危険である。原因とその改善について実験より検討する。

段差乗り越え

 車椅子で段差を乗り越えるには、搭乗者に大きな負担がかかる。
 車椅子の構造によりどれだけ負担が軽減するか実験より検討する。

実験装置(蛇行動)の概略図
実験装置(蛇行動)の概略図

実験装置(段差乗越)の概略図
実験装置(段差乗越)の概略図

2. 圧縮軸荷重を有する棒の固有振動に関する研究

 構造部材の固有振動数や部材に作用している軸荷重を知ることは構造物の安全対策上重要で、静的な軸荷重を受ける棒の固有振動数から軸荷重推定することは可能である。本研究では様々な境界条件下で棒に圧縮軸荷重を作用させ、そのときの振動特性を実験より調査し、軸荷重推定するための基礎データを収集する。

解析モデル
解析モデル


3. 摩擦杭基礎を有する構造物の地盤震動応答に

 構造物の基礎は構造物を支える土台で、特に軟弱地盤においては杭を深く打ち込む事により構造物を支える必要がある。杭基礎の支持方式によって支持杭と摩擦杭の2種類に分けられ、本研究では、杭周面の摩擦力により荷重を支える摩擦杭に注目し、構造物の地盤震動による応答を実験から調査する。

直接基礎 杭基礎

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